执笔者プロフィール

浅野 祥(あさの しょう)
その他 : 三味線プレイヤー総合政策学部 卒業2012総

浅野 祥(あさの しょう)
その他 : 三味線プレイヤー総合政策学部 卒業2012総
いにしえより人の轮ができるところには芸能がありました。これまで私は、文化や芸能が人々を惹きつける理由は、表现の技巧や美しさにあると思っていました。しかし、今は人の轮の中心の正体とは、芸能を通して起こる「共感」という人间の本能的な机能自体なのではないかと思っています。そう考えるようになってから、私は〝自分らしさ?をより爱せるようになりました。すると、自分の出す音も変わり、今まで超えられなかった技术的な壁も超えることができたのです。
17歳でプロとしてデビューして以来、必ずしも楽しいだけの日々ではありませんでした。特に20代中盘までは、感动する音楽とは何か、自分の音楽性は间违っていないかと悩んでばかりいました。谁かに〝认めてほしい?という思いが强く表れすぎていたのだと思います。叁味线の皮を厚くしたり、拨(ばち)の素材や大きさを変えたりしながら试行错误し、それでもうまくできずに落ち込んで、また気を取り直す──そんな日々が、つい最近まで続いていました。ところが、今では、肩の力が抜け、気负いがなくなり、叁味线が楽しくてしょうがなかった顷の気持ちに戻れています。
津軽叁味线と切り离せない音楽の1つに民謡があります。かつて民謡は、日本中で大流行しました。しかし时代は変わり、现代の若者たちが民謡に〝共感?することは少なくなっています。そこで私は、ジャズやポップス、各国民族芸能とのコラボレーションなど、新しい挑戦を続けながら、民謡を幅広い世代の方が〝共感?できる音楽へ発展させたいと思っています。そのうえで、古典芸能としての民謡、そして叁味线本来の素晴らしさも日本のみならず世界へ伝えていきたいです。
2020年が幕を开け、いよいよ今年は东京オリンピックが开催されます。世界中が日本に注目する今、日本の伝统芸能に携わる者として、どのような音楽やエンターテインメントを世界へ発信するべきか、否、発信しておくべきかがここ数年の大きなテーマの1つでした。叁味线をギターやバンジョー、ヴァイオリンのような世界的な楽器にしたい。
国や人种、文化をそう容易に超えられるとは思っていません。しかし私には梦があります。〝人类に共感してもらえる音楽?これこそが私の大きすぎる梦です。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。