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黒田 絵里香(くろだ えりか)
Administration Office 協生環境推進室事務長
黒田 絵里香(くろだ えりか)
Administration Office 協生環境推進室事務長
2018年4月に庆应义塾协生环境推进室が発足して以来、顿贰滨(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)、厂顿骋蝉、多様性、ウェルビーイング……といった言叶を耳にすることが増えたように感じる。庆应义塾の中期计画でも、协生环境の推进は、主要な计画の1つに位置付けられている。この义塾の「协生」にかかわる取り组みについて、これまでも度々本誌で取り上げていただいていたが、今回は、新たに本年度から始まった取り组みをいくつか绍介していきたい。
Pride Commitmentへ向けた取り組み
协生环境推进宪章の実体化の1つとして「Pride Commitment」の準備を進めている(2023年2月時点)。例えば、多様な学生の居場所づくりや相談窓口の整備、啓発活動等である。特に居場所づくりについてはStudent Competition2022「SOGI×居場所づくり」(通称、協生カフェ)と題し、性的マイノリティも含むあらゆる人に開かれ、安心?安全に集い、そこで対話する「居場所」を創ることを目的に、学生から企画を募ることとした。応募に際し、具体的なイメージを共有してもらうため2回のワークショップを開催した。その後、アドバイザーとなる卒業生も出席するコンペティションを開催し、採択された提案を基に、学生と共に具体化を図っている。
アンコンシャス?バイアス研修の実施
アンコンシャス?バイアス(无意识の思い込みや偏见)は、日常のさまざまな场面で起きている。顿贰滨の推进を背景に、このようなアンコンシャス?バイアスへの気づきや正しい理解への重要性が増していることから、まずは上から意识を変えていくことを目的として、専门の讲师による塾长、常任理事、塾监局长、常勤监事、大学病院长、そして、协生环境推进委员会の委员(すべての学部长、研究科委员长、一贯教育校长、関係センター长等)を対象とした义塾では初めてとなる研修会を2022年8月に実施した。その后は职员管理职研修、そして全教职员を対象とした研修动画の公开などを行い、アンコンシャス?バイアスの概念、基础的知识等を学び、自らや组织の行动変容、目指す方向性などについて気づきや理解を深める机会とした。
ライフプランセミナー「未来のワタシ。」の実施
义塾の大学生に、就活や卒业后のキャリアだけではなく、自身のライフステージを见据えた人生を考える机会としていただくため、卒业后年数がさほど経っておらず、学生とも年齢の近い卒业生に登坛いただき「未来のワタシ。」セミナーを开催している。登坛者からは自身の学生时代の话题から仕事とプライベートの両立等、様々な角度からの话があり、当日は多くの参加者から活発な质疑が行われるセミナーとなっている。
协生の环境をつくるために
协生环境推进室は全塾的な组织である。その目指すところは、义塾の理念に基づき、皆が他者の尊厳に等しく敬意を払う気风の醸成と「协生」マインドを持った人の育成、そして、相手に寄り添う丁寧な対応である。今期は、働き方が大きく异なる大学病院の看护师?助产师への新たな育児支援の形として、2023年1月から「ナース?キッズ☆サポート」と名付けた支援プログラムも开始した。例えば、离乳食や幼児食のミールキット手配の一部补助を行う「もぐもぐサポート」など新たな视点からのプログラムを试行している。こうした取り组みは、ウェルビーイングの実践、义塾の社会的评価にも寄与すると考えている。
今后社会では一层、年齢?性别を问わず「协生」の感覚や精神を持つことが重要视されていくだろう。谁一人として取り残されない社会の形成と「协生」の心を持った人々を育むこと、互いに尊重し、协力しあう协生环境の実现は、新しいことのようで、当然のことなのかもしれない。そしてこの実现のためには、サスティナブルであることが求められる。义塾の皆が、社会の先导者として躬行実践する际にも、「协生」の意识をもって行动できる存在になってほしいと愿っている。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。